どうも、マメです!
2018年から開始した”NISA制度”ですが、2024年より制度改正されます。
以前から制度活用している人からすると、控えめに言って”神改正”と言えるでしょう。
神改正であるが故に、”この制度はすごい!””やらなきゃ損だ!”等の話題が飛び交うようになり、今まで投資とは無縁だった人にも、「お?お得ならやってみようかな!」と思う方も増えてきている印象です。
この記事では、新NISAを活用してやり始めようとする人に向けた注意点を紹介しようと思います。
この記事によって得られる事は以下のとおりです。
・新NISAの概要がわかる
・制度を活用する場合の注意すべき点がわかる
新NISAの概要
新NISAの概要について軽く触れます。
詳しくは、色々な方が紹介されているので割愛しますが、NISA制度を簡単に言うと
新NISA制度(ざっくり説明)
- 株や投資信託などにお金を投資したことで得られた利益(儲け)は、”税金”が発生する。
- NISA制度を使うと、この税金を払わなくてOK。
- 新NISAでは、”制度利用開始から○年間まで”みたいな時間的規制が無くなる。
- 今までのNISAでは、”投資して良いのは年間○○万円まで”みたいな金額的規制も緩和されます。
つまり、
「あなたが投資した1800万円で得られた利益については、税金払わなくてOKだよ。でも、投資するにしても年間360万円までにしてね。」
って感じです。
新NISAを活用するにあたっての注意点
①短期的に儲けが出るものではない。
よく株式投資などで目にするのは、株価指数を見て、上昇したら売って、下落したら買うみたいなものをイメージすると思います。(デイトレードという手法です)
この手法の場合には、投資額次第では短期的な大きな儲けが出る可能性があります。
小難しい説明は割愛しますが、NISA制度はこの手法には適していません。
そもそも、デイトレードという手法自体、私は否定的ですが・・・)
NISA制度は、その特性から長期的に運用して効果が出る投資手法に適しています。
(投資信託、高配当株投資など)
以降は、投資信託について詳しく触れます。
②投資信託(ファンド)の手数料は低いところを選ぶ。
ファンドを選ぶ際に、手数料が高いところは選ばないことが長期的に運用して効果が出ることにつながっていきます。特に信託報酬は、必ずかかります。
例えば、信託報酬が1%と0.2%では最終的なお金の額は全然違います。
S&P500の連動しているファンドに投資した場合、年利4%が狙えますが、そのうち1%が手数料で持っていかれたりします。
投資の大前提は
「どうせ同じ事をやるなら、なるべくコストを抑えてやる」です。
③目先の運用成績に着目しない
②同様に、ファンドを選ぶ時に直近の運用成績が良いからと言って安易に選んだりしない事です。
①でも触れましたが、長期的な運用が前提にある投資のため、直近の運用成績が良くても、長期的に見れなければ意味がありません。
よく見かけるのが、アクティブファンドです。
アクティブファンドとは、指数(インデックス)を上回る成績を狙うファンドです。
一見、これだけ聞くと良さそうと思いますが・・・
結果的に見ると、アクティブファンドは、指数に連動することを目指したインデックスファンドにほとんど負けています。
「インデックスファンドを選択する事が無難である」と覚えておいてください。
④無理のない金額でコツコツ投資する。
繰り返しになりますが、このインデックスファンドへの投資は、長期的な運用が必要となります。
どのくらい長期かというと、20年以下での運用の場合、損をする可能性があると言われている程です。
そしてその期間の間、どう投資していくかというと
「決めた金額を、決めた期間毎に投資していく」ことが良いでしょう。
よく耳にするドルコスト平均法というやつです。
(例)月々5000円を20年間、Aファンドに投資する
新NISAでは、概要でも触れましたが、金額的規制が緩和されます。
金額でいうと年間360万、月30万円投資出来てしまいます。
(ちなみに、今のつみたてNISAでは年間40万円が上限です。)
ですが、上限は1800万円ですので、5年間の投資で使い切ってしまいます。
そもそもそんな投資できねーよ!と人が居ると思いますが、、、、
ここで重要なことは、”20年以上”家計の無理のない範囲でコツコツ”積み立てれる金額”を決めることです。
家計の状況は人それぞれです。無理しないが鉄則です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
コロナショック以降、世界的には株価上昇トレンドで、投資の話題を見ない日は無いぐらいな雰囲気です。その雰囲気に流され、一時的な波に乗っかり、最終的に損をする方が続出してしまうのではないかと危惧しています。
これから、日本は少子高齢化が拍車がかかり、一人ひとりの税負担も大きくなると予想されます。金融リテラシーを付け、これからの荒波を乗りこなすための一助となれれば嬉しいです。
最後に、マメ的におすすめのファンドを紹介して終わりたいと思います。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
マメ的には、超長期的に見るインデックス投資については、全世界株を選択しています。
別な記事でそのあたりも深く解説できたらなと思います。
ではまた!